老シスターの思い出を、みんなで描く
長崎県 出津教会の95歳のシスター・橋口ハセさんは、幼少の頃から修道女として女部屋に入り、信仰とともに暮らしてきました。彼女は貧しい子供時代や、原爆の救援に駆けつけたことなど現代の生活からは想像しづらい体験をカメラの前で話してくださいました。その様子を4000枚の写真に印刷。長崎県大村市の人々になぞって描いてもらいます。さらにこれを撮影、インタビューをみんなでアニメーションにする。というプロジェクトを開始したのです。前作では壮大な海の探検に参加して膨大な『時』を織上げた監督・水本博之。本作では、1000人以上の力を借りて1人のシスターの95年の記憶を浮かび上がらせていきます。
(2015年 / 17mim / ドキュメンタリー&アニメーション)